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排卵モニタリング

受精能の時間

排卵されるまでの間、卵子は卵巣内で細胞分裂を停止しています(第1減数分裂前期)。

その後、一般的には性交渉などの刺激により、脳下垂体前葉から黄体形成ホルモン(Luteinzing Hormone:LH)が大量に分泌されることで(LHサージ)、細胞分裂を再開します。

排卵後は、精子と受精するまで再び細胞分裂を停止しますが(第2減数分裂中期)、精子と受精して受精卵となった後は細胞分裂を再開します。

つまり、一旦開始されたら途中で停止することのない通常の細胞分裂とは異なり、卵子は排卵の時点で既に受精卵となるための細胞分裂の半分以上を終えており、分裂を停止した状態で精子との受精を待っていることになります。

よって、排卵後の卵子が持つ受精能の時間は約24時間と短く、排卵直後から急激に低下していきます。

一方、精子は常に精巣から作り出され、射精後の受精能の時間は女性の体内であれば長い場合、5日間以上と考えられています(図1)。

<図1>

上記より、受精能の時間は卵子と精子でそれぞれ異なることになります。

よって、卵子と精子が受精する確率を高めるためには、卵子が排卵する前に精子を受精の場である卵管内に待機させておく必要があります(図2)。

<図2>

一方で、受精率は排卵当日に最も高くなります(図1)。

タイミング法や人工授精などによる自然妊娠を成立させるためには、排卵モニタリングによって排卵時期を見逃さず、
正確に排卵日を見極めることで妊娠率を向上させる必要があるのです。

排卵モニタリングの実際

経腟超音波を用いて子宮内膜の厚み(内膜肥厚)と卵胞の大きさ(卵胞発育)を計測することで排卵時期を予測します。

子宮内膜は受精卵が着床する場であり、卵胞は卵巣内に存在する卵子を内包する構造体のことです(図2)。

さらに、ホルモン検査も合わせて行うことで、より正確に排卵日を推定していきます。

内膜肥厚の観察

子宮内膜は卵巣から分泌されるエストロゲンによって厚くなっていきます(図3)。

<図3>

月経後から1日に約1mmずつ厚くなり、7mm以上で受精可能、排卵直前には10mm以上になることが多いとされています。

そして、排卵後は受精卵を着床させるために、エストロゲンに加えて同じく卵巣から分泌されるプロゲステロンによって(図3)、
「脱落膜化」と呼ばれる細胞変化を起こします。この変化は、 経腟超音波で白色に変化した子宮内膜を確認することで同定が可能です(図4)。

また、排卵後はダグラス窩と呼ばれる子宮の裏側に腹水が溜まることが多いです(図4)。

<図4>

これらの変化を経腟超音波で追っていくことによって、排卵時期はいつなのか、排卵前なのか排卵後なのかを推定していきます。

卵胞発育の観察

卵胞は卵巣内に存在する卵子を内包する構造体のことです。

人間の卵子は直径が約0.1mmと顕微鏡でしか確認できない大きさです。

よって、約3mm以上のものしか識別できない経腟超音波では、成熟に伴う卵子の大きさの変化を捉えることはできません。

そこで、卵子の成熟を間接的に知る方法として、卵胞の大きさを経腟超音波で測定する方法が広く用いられています。

一般的に卵胞は、月経後から10mm未満では1日に約1mmずつ大きくなり、10mm以上になると1日に約2mmずつ大きくなります。

そして、18~20mmで排卵することが多いとされています(図5)。

<図5>

そして、卵胞は排卵後に黄体とよばれる構造体に変化します(図2)。

これらの変化を経腟超音波で追っていくことによって、内膜肥厚と同様に排卵時期はいつなのか、排卵前なのか排卵後なのかを推定していきます。

ホルモン検査

卵子が成熟して排卵の準備が整うとLHサージが起こり、尿や血液のなかでLHの濃度が上昇します(図3)。

LHは排卵を促進するホルモンであり、LHの濃度がピークに達すると約12~24時間以内に排卵が起こります。

当クリニックでは尿を用いたLHの濃度測定を行っており、医療機関用の測定キットであるため、その感度と特異度は90%を超えるとされています。

このLH濃度の測定結果も加味することで、正確に排卵日を推定していきます。

さらに、予想された排卵日から7~10日後にエストロゲンとプロゲステロンの血中濃度を測定することで、実際にいつ排卵が生じたのか、最終的に判断します。

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