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低用量ピル

低用量ピルは、避妊を目的として作られたお薬で、卵巣から分泌される2種類の女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)を含んでいます。

このホルモンが、脳にある下垂体に作用して卵巣への刺激が抑えられ、卵子の成熟と排卵が抑えられます。

また、子宮頸管粘液の粘度を高めて、子宮内への精子の進入を妨げたり、子宮内膜を薄くすることで、受精卵を着床しにくくしたりする作用もあります。

含まれるホルモン量を限りなく少なくすることで、従来からある中容量ピルにはあった副作用が殆どなく、正しく服用すれば、非常に高い避妊効果が得られます(正しく服用した場合の失敗率は約0.3%)。

ごく稀に、中容量ピルにあるような吐き気のすることがありますが、内服を続けることで症状は次第になくなっていきます。

内服の方法と工夫

月経開始日から1日に1錠ずつ、なるべく同じ時刻に内服します。

1日の中で忘れないタイミングで服用するようにしましょう

食事は関係ありませんので、自分の生活スタイルの中で1番忘れない時間にすることが大切です。
初めて内服する場合は、夕食後か寝る前がお勧めです。

服用を忘れないためには、 携帯のアラームを設定時間に鳴らす、ピル専用無料アプリを利用する、洗面台など目につく場所に置く、などの方法があります。

自分に合った方法を選んで、試してみることをお勧めします。

お子さんの手の届かないところで保管しましょう

一方で、お子さんのいらっしゃる方は、置き場所に注意が必要となります。お菓子と間違って口にしてしまうことがあるためです。

内服日数による種類

21日間の内服後に内服のない日が7日間続く1シート21錠タイプと、28日間連続して内服する1シート28錠タイプの2種類があります。

通常は「1シートを内服すると月経が来る」という方法を繰り返し、1シート21錠タイプは7日間の内服しない間に、1シート28錠タイプは最後の7日間で内服している間に月経が始まります。

1シート28錠タイプは、最後の7錠はホルモンを含んでいないプラセボ(偽薬)です。毎日内服を行うことで習慣化し、休薬した日数を忘れる心配がないという特徴があります。

ホルモン含有量による種類

低用量ピルは、1周期中の21錠すべてに同じホルモン量が含まれる1相性ピルと、女性の自然な月経周期に似せて、ホルモン量が途中で段階的に変化する多相性ピルの2種類があります。

2段階で変化するものは2相性ピル、3段階で変化するものは3相性ピルと呼ばれています。

1相性ピルのメリット・デメリット

1相性ピルは、避妊効果のほかにニキビを改善するなど、美容にも効果があるとされています。
また、内服開始の初期に生じることがある、吐き気などの副作用が軽いとされています。

しかし、多相性ピルと比較してやや価格が高くなっています。

多相性ピルのメリット・デメリット

一方の多相性ピルは、体内の自然なホルモンバランスに近い内服となっていて、多相性ピルと比較して価格が安いことも魅力です。

しかし、吐き気などが若干生じやすく、シートの順番通りに内服しないと効果が得られません。

副作用

女性ホルモンを含んでいることから、低用量ピルの副作用を心配される方が多いですが、実際には何も起こらない方が殆どです。

以前には、血栓症などの重篤な副作用が指摘されていましたが、特にリスクとなる要因をお持ちでない方では、その発生率は限りなくゼロに近いとされています。

むしろ、喫煙者の方が数倍も血栓症のリスクが高いことが分かっています。

内服開始時に生じることもあるマイナートラブル

不正性器出血

最も頻度の高いマイナートラブルで、パットに出血混じりのおりものが付いたり、月経の最後の様な少量の出血が続いたりします。

2シート目以降で殆どの方に認めなくなるため、そのまま継続して様子を見ましょう。あまりにも長く続く場合には、別の原因が考えられるため、産婦人科を受診しましょう。

軽度の吐き気

初めて内服を開始する場合に生じることがあります。よって、初めての方には、吐き気が生じにくい夕食後か就寝前に内服することをお勧めします。

心配な方は、医師と相談して、数日間は吐き気止めと一緒に内服してみましょう。

頭痛

吐き気と同様に、初めて内服する場合に生じることがあります。市販の鎮痛剤で改善することが多く、特に問題にはなりません。

やはり、あまりにも長く続く場合には、別の原因が考えられるため、産婦人科を受診しましょう。

その他

胸が張ったり、だるく感じたり、身体が温かく感じたりすることが時々あります。

いずれもピルに含まれるプロゲステロンによる影響であり、副作用ではありません。通常は1~2ヶ月、長くても3ヶ月以内で収まることが殆どです。

血栓症

非常に稀ですが、血管の中で血の塊ができる「血栓症」を生じることがあります。その殆どは、内服前からリスクがある方であり、医師による診察の結果、内服することが出来ない方です。

また、血栓症はその発生の前に前兆を認めることが殆どですので、低用量ピルを内服される方は、血栓症のリスクと発生時の症状を知っていれば、問題ありません。

発生時の症状
  • 左右非対称な足のむくみ・しびれ・いたみ
  • 突然の胸の痛みや息切れ
  • 激しいめまい、頭痛、失神、視覚障害
発生の原因となりえること
  • 長時間同じ姿勢で過ごす
  • お酒を飲みすぎる
  • 喫煙
  • 高血圧
  • 手術前

*脱水や動脈硬化などによって血栓症の発生率が高まります。

慎重投与・内服禁止の方

(慎重投与の方):主要項目を抜粋

軽度喫煙者

1日に14本以下の喫煙者は、もともと血栓症を発症しやすく、これを助長するリスクがあります。

肥満の方

BMI(体表面積比)が30以上の方は、血栓症等の心血管系障害が発生しやすくなるとの報告があります。

40歳以上の方

心筋梗塞等の心血管系障害が発生しやすくなる年代のため、これを助長する恐れがあります。

乳癌の既往歴があり5年以上再発のない方

乳癌の再発リスクがあります。
よって、5年以上再発がない方でも他に方法がない場合以外には勧められません。

乳癌の家族歴/乳房結節のある方

乳癌の発生リスクがあります。定期的な乳房検査が必要となります。

(内服禁止の方):主要項目を抜粋

重度喫煙者

35歳以上で1日に15本以上の喫煙者は、心筋梗塞等の心血管系障害が発生しやすいとの報告があります。まず禁煙してからの内服をお勧めします。

乳癌の方

乳癌の悪化または再発を促す可能性があります。治療して5年以上再発を認めなくなってから、医師と相談の上での内服をお勧めします。

高血圧の方

血圧が160/100mmHgを超える方は、血栓症等の心血管系障害が発生しやすくなるとの報告があります。高血圧が改善してからの内服をお勧めします。

産後6ヶ月未満で授乳している方

母乳の量と質が低下する恐れがあります。また、母乳に移行して新生児に黄疸や乳房のふくらみが報告されています。断乳後の内服をお勧めします。

50歳以上か閉経後の方

50歳以上の方は深部静脈血栓症の発生リスクが高く、閉経前であっても内服の開始や継続はお勧めしません。また、閉経後の内服は使用適応外となります。

その他にも、症状や既往歴により内服できなかったり、十分注意して内服する必要があったりする方もいます。

内服前に事前に血液検査を行って評価したり、チェックリストでリスク評価を行ったりして、問題なく内服できるか確認したあとで内服を始めます。

低用量ピルの避妊以外の利点

  • 28日周期で規則正しく月経が来るため、次回の月経開始日を予想しやすい。
  • 月経痛や月経前後の痛みが軽くなる。月経血量も減るため漏れる心配がない。
  • 子宮内膜症や骨粗鬆症の予防のほか、大腸癌、卵巣癌、子宮体癌などの発生が減る。
  • 月経前の肌荒れやニキビなどのほか、不安定感やイライラなどの症状が軽くなる。

内服期限と胎児への影響

妊娠を希望している方でなければ、 妊娠に対する不安のほか、予想外の妊娠を避けたりするためにも、日頃から低用量ピルを内服することをお勧めします。

内服期限は特になく、50歳や閉経を迎えるまでの間は、内服を継続しても良いとされています。

妊娠を希望されている方は、妊娠したいと感じたときから内服を中止して、すぐに妊娠トライを行うことも可能です。内服によるその後の妊娠・出産・赤ちゃんへの影響もありません。

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